即日発行できないかも?クレジットカード発行時の注意点

クレジットカードはカードローンと同じように、即日発行に対応している会社があります。しかしいくつか注意点があり、選択肢を間違ってしまうと即日発行が難しくなることもあります。どのような注意点があるのでしょうか。

まず、即日発行に対応しているカードが本当に本契約のカードなのか確認しなくてはなりません。スーパーや駅構内、商業施設などの簡易カウンターで応募できるクレジットカードは「仮カード」の発行がその日のうちにできるだけで、本契約のカードではないことがほとんどです。仮カードは、契約した場所でしか利用することができず、利用できる上限金額も限られています。仮カードでもクレジットカード払いのときに受けられる割引を適用することはできますが、自分の好きな場所で好きな金額利用できるものではありません。申込をすると簡易的な審査が行われますが、その段階で契約できる可能性があった人に渡されるのが仮カードなのです。

仮カードを受け取ったから契約できたというわけではなく、その後の審査の過程で契約見送りとなってしまうこともあります。そのまま契約ができれば利用した金額は本契約のカードで利用したものと同じように扱うことができますが、契約ができなかった場合は一括払いをしなくてはなりません。最初からリボ払いにするつもりで利用していると、契約できなかったときに思わぬ大金の支払いが必要になってしまうこともあるので注意が必要です。

即日発行で本契約できるクレジットカードの選び方としては、自動契約機やカードカウンターを用意している会社を選ぶことです。自動契約機ではその場でカードが出てきますし、カードカウンターでも同様にその場で名前の印刷された本契約カードを受け取ることができます。自動契約機やカードカウンターを用意しているカード会社は非常に少ないので、実際のところ本契約のカードを即日発行できる会社は数えることができる程度しかありません。

これらのカード会社への申し込み方法はさまざまあります。電話や郵送、インターネットや店頭で申し込みができます。即日でカードを受け取る必要がある場合は郵送は利用できません。この中でも最もスムーズに契約が進むのがインターネットからの申し込みです。申し込みをするとカード会社側で審査が開始されます。早い会社であれば1時間以内には結果が伝えられるでしょう。ただし申込数が多い時期ではもっと時間がかかってしまうことがあります。特に年末年始や大型連休の前や最中には混雑します。

入会審査はどのようなことが行われるのでしょうか。まず申し込み内容と信用情報の確認が行われます。カードによって対象となっている年齢がありますので、対象外の年齢の人が申込をしても審査に通ることはできません。特に未成年や高齢の人は注意が必要です。また、専業主婦のように収入がない人も不可としているカードがあります。

カード会社は申込者から伝えられたデータと信用情報をもとに、点数をつけていく「スコアリング」を行います。スコアリングは学校の通知表に似たシステムです。一定水準の点数を稼ぐことができた場合は契約となりますが、基準を満たしていない場合は契約見送りになります。申込内容の1つ1つに点数表が存在しています。例えば職業が医師や歯科医は10点、弁護士は9点、公務員は8点、自営業は5点、アルバイトは2点など、公平な目線で評価できるように社内で共通のスコア表を利用します。

数ある申込内容の中でも重要視されるのが、年収、他社借り入れ状況、勤続年数、会社規模、職種、家賃支払いの有無、居住形態などです。高額な家賃を支払っている人は所得も多いから有利になると考えがちです。しかし実際はその逆です。家賃支払いは毎月必要ですので、高額な家賃は支払い能力を低下させてしまいます。家賃の支払いは低いほど有利になります。

また、家族で住んでいる人は実家暮らしの人が一番有利になります。結婚している人の場合は子供がいない世帯のほうが有利になります。子供がいることで毎月の出費が多くなってしまい、将来的にも大きな支出が発生することが予想されるからです。多くのクレジットカードでは職業による制限はそれほどありませんが、唯一無職だけはカードを持つことが難しいでしょう。「信用」を必要とするカードは原則として安定した収入がある人しか持つことができないからです。今現在働いていない人はカードを作る前に、アルバイトなど仕事を探しておく必要があります。

スコアリングの結果、審査通過になるとカード会社から連絡が入ります。繁忙期では本契約のカードが発行できる会社でも、時間短縮のために仮カードで対応されてしまうことがあります。連絡が入ったタイミングで、即日で本契約のカードが欲しいことを伝えておきましょう。そうすることで間違いなくその日のうちに本契約のカードを発行してもらうことができます。

また、カード会社によっては在籍確認を取ります。在籍確認とは、申込用紙に書かれている職場で本当に働いているのかどうかを確認する手続きです。会社に電話連絡を入れ、本人の有無を確認するのです。このとき、必ずしも申込者本人が出る必要はありません。別の人が応対したとしても、「本日は休暇です」、「ただいま外出しております」などのように、職場にいることさえわかれば確認作業は完了するのです。「また掛けなおします」などと言って電話を切ることになりますが、再びかかってくることはありません。「いまいません」のように、情報量が少ないとカード会社のオペレーターが、「いつなら繋がりますか?」のように質問をすることがあります。特に自分が休みの日に申し込みをする場合は注意しましょう。また、自分が休みの日は会社に誰もいないというケースもあります。

在籍確認を取る前に仮審査に通ったことが伝えられますので、在籍確認があるのかどうかはそのタイミングで質問するのも良いでしょう。場合によっては翌日の手続きになってしまうこともあります。カードの申し込みはなるべく会社に人がいる日に行ったほうが、在籍確認が必要なときにも対応することができるでしょう。そして在籍確認が必要なカード会社ではいくつか注意点があります。例えば職場の電話番号です。

大きな会社では社内にいくつも番号があることがあります。代表の番号を書いてしまうと、本人の部署まで通すのに時間がかかってしまったり、最悪誰なのかわからなくて担当部署にかけるように案内することがあります。申込書に書く番号は、自分に一番近い電話番号を書くようにしましょう。また、電話番号の記載ミスをすると全く確認が取れませんので、申込用紙は間違いがないように細心のチェックが必要です。特に連絡先に記載ミスがあれば、大事な連絡が届けられなくなってしまうこともあります。カードの発行にはこうした審査を通過しなくてはなりません。カード会社によって審査速度が異なりますが、その日のうちに契約したいのであればできるだけ午前中には申込を終えておきたいところです。

審査の難易度はカード会社によってことなりますが、実は申込内容によっても変化してきます。例えばショッピング枠だけを希望している場合と、ショッピング枠とキャッシング枠を希望している場合では、キャッシング枠を付けているほうが時間がかかります。ショッピング枠は割賦販売法、キャッシング枠は貸金業法の規制下にあります。

貸金業法には総量規制という年収の3分の1以上の貸付を禁止している法律があります。カード会社はこの法律を破ってしまうと、行政処分の対象となってしまうのです。そのため特に他社に借入残高がある人は、慎重に審査されることになるでしょう。希望する限度額次第では収入証明書の提出が必要になります。収入証明書とは1年間の年収がわかる書類のことで、会社が発行している源泉徴収票、確定申告書、納税証明、所得証明などを利用するとができます。

原本を提出してしまうと、他のカードの契約時に提出できるものがなくなってしまうことがあります。コピーを提出するようにしましょう。書類の数が多くなるだけ準備が面倒ですので、急いで契約したい場合、ショッピングが目的であればキャッシングはつけなくてもよいでしょう。キャッシング枠はあとからつけることもできます。その場合は再度審査が必要になりますが、ショッピング利用ですでに取引がある状況では、取引がない状況で申し込んだときと比較しても審査で有利になるケースがほとんどです。ただし延滞を繰り返しているような場合はキャッシング枠を付けることは難しいかもしれません。他社の利用で延滞がある場合も同様です。

また、ショッピング枠も希望額を小さくしておいたほうが審査通過率は高くなります。カード会社によって希望する限度額で契約ができない場合は、いくらであれば可能か提示してくれるところもあります。どちらにしろ最初は少額を希望したほうが契約できる可能性が高くなりますし、カード発行までもスムーズに進みます。また、家族カードやETCカードの発行を希望する場合、急ぎでないのであれば別の機会にしたほうが良いです。こうした付属カードは即日で発行できないこともあるからです。

カードカウンターや自動契約機の営業時間にも注意しておきましょう。夜になってしまうと業務を終了してしまいます。近くにカードカウンターや自動契約機がない人は、あらかじめどこに即日発行できるカウンターがあるのか調べて起き、移動についても考えておきましょう。また、直接カードカウンターや自動契約機で契約をする人も、遅くなってしまうと受け取りが翌日になってしまい、また来なくてはならないこともあります。二度手間になってしまいますので、直接契約しに行く場合は注意しましょう。忘れ物をしたときも手間になる可能性があります。特に忘れがちなのが、印鑑です。印鑑の他にも身分証明書や収入証明書も必要になります。

無事即日でカードが発行できた場合、カードの利便性を上げるために行っておきたいことがあります。例えばネットから利用履歴を見られるようにIDとパスワードを発行しておくことです。ポイント交換などもWebから行うことができるようになる上に、明細をWeb明細に切り替えればポイントがたまる会社もあります。支払日と金額の確認もできるようになります。また、最近ではネットショップと提携して買い物ができるようになっているサイトもあります。

ネットでクレジットカードを使う場合は、3Dセキュア(本人認証サービス)の登録もしておきましょう。認証サービスの登録がないと決済に利用できないカードもあります。

ネットの提携しているお店では通常のカード支払いよりもさらにポイント還元率が高くなるところもあります。カード会社によってお得に利用できる方法が異なりますので、すぐに発行できるカードという部分にだけに着目するのではなく、その後どのようにして利用していくのが便利なのかも把握しておきましょう。ほとんどのカードは現金払いよりも得になることが多くありますが、中にはポイント制度が導入されていないクレジットカードもあるからです。

ポイントの有無の他には保険が利用できるのか、各種優待があるのかなども知っておくと良いでしょう。持っているカードに関して詳しくしれば、もっとお得に利用できる機会も増えます。提示するだけで割引価格にできるような使い方ができるカードもたくさんあります。カード情報を携帯に取り込むことによって携帯を通して支払いができるようにできるシステムもあります。持っているスマートフォン端末によって利用できるかどうかは異なりますが、そうした利用もカードをより便利にする方法の1つでしょう。ただしカードをスマートフォンなどの端末に入れる場合は、落としてしまったときのリスクが大きくなりがちです。カードを落とすとカード会社からの信用が落ちてしまいますが、情報を入れたスマートフォンを落とした場合もカードを停止するなど処置が必要になりますし、信用を落とすことになります。情報を集中管理する場合はリスクが大きくなることを認識し、扱いには十分注意しておきましょう。カードの裏面に自分の氏名を記入しておくことも忘れないでやっておきましょう。